もっと詳しく!はんだ付けを学ぶこて先のメンテナンス

こて先のメンテナンス

こて先の酸化状態比較

新品でも電源を入れて30分放置すると酸化して、はんだがのらなくなります。
まずは、今のこて先の状態を確認し、メンテナンスを行いましょう。
はんだこての寿命を長く保つためにも、メンテナンスは欠かせません。

新品のこて先

新品のこて先

はんだを送るとサッと溶ける、理想のこて先の状態です。

30分以上放置したこて先

30分以上放置したこて先

新品でも電源を入れたまま放置すると、こて先が真っ黒になります。
はんだが完全にはじかれて、はんだが溶けません。

作業の度に放置を繰返した状態

作業の度に放置を繰返した状態

メンテナンスをせず、はんだ付けを繰り返してこて先が完全に酸化しています。
このような場合も、はんだがはじかれ、はんだ付けができなくなります。

こて先のメンテナンス方法

電源を入れた状態でこて先にはんだをのせる

以下の2点で酸化を大幅に軽減できます。

  1. 作業の合間や終了後、こて先にはんだをのせる。
    こて先が空気に触れると酸化がすすむため、はんだの皮膜で酸化を防止します。
  2. 使用しないときは電源プラグを抜く。
    高温状態が続くと酸化がすすむためです。

電源を入れた状態でこて先にはんだをのせる

少し多いと感じるくらいはんだをのせます。